宇野港編集室

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リノベーションワークショップ:床はり編

11月に入り、物件の本格的な改修に着手しています。DIY、ワークショップ、専門職にお願いする部分とそれぞれありますが、まずは2F寝室のひとつとなる部屋のフローリング化を進めていきます。2日間のワークショップ形式で行っており、1日目の様子をご紹介します。

1.準備

今回のワークショップ講師は、宇野港編集室から徒歩圏にお住まいでかつ、アトリエも構えて活動している三角堂 / 山本晶大さんです。事前に内容を相談して、ホームセンターで手に入れやすく、取り扱いのしやすい材料を用いて行うことにしました。以下のような内容を準備しました。

角材(30×40mm):45×45 or 45×60mmを使うことが多いそうですが、今回は合わせたい敷居の高さが浅いのでそれに合わせて選んでいます。
合板(9mm):角材の上に施工する捨て貼り用。このさらに上にフローリング材を施工します。
スタイロフォーム:角材の隙間に合わせてカットして断熱材として使用します。
道具類:メジャー、鉛筆(またはシャーペン)、卓上丸鋸(扱いやすい)、電動丸鋸、インパクトドライバー(または電動ドリル)、ビス、クサビ、カッター、大型定規、手袋、上履き、清掃用具

2.根太貼り

まずは部屋の現場に合わせて角材、合板、フローリング材を貼る方向を決めて、最初に施工する角材の位置ごとに正確な長さを採寸します。

元々畳が入っていた部屋なのでそれなりに水平ではあるのですが、場所により既存床の板が若干反っていたり、凹凸があります。また部屋全体もミリ単位ではいびつな形になっています。間隔は合板を貼りやすいよう、330mm程度として合板の合わせ目に角材がうまく乗るよう、特に注意して位置を決めます。

扱いやすい卓上丸鋸でカットして、既存床にビスを打ち付けていきます。角材の端は割れやすいので、下穴を開けてから作業します。また、この際に水平も確認しながらクサビ(既製品を使用)で高さも微調整していきます。角材は反っていることがあるので、場合により反りを矯正するように押さえながら固定していきます。

3.断熱

根太に合わせて、スタイロフォームをカットしてはめ込んでいきます。縦に長くカットした方が理論的には作業効率が良さそうですが、どうしても根太の間隔やカット時の誤差が出るので短辺の向きにカットしていきます。隙間が空いてしまった場合は端材をうまく詰めて対応します。

なお、コンセントの位置が1箇所だったので、カットしている間に山本さんに床下配線を済ませていただきました。

4.捨て貼り

根太の上に、合板を貼っていきます。板を置いてしまうと根太の位置が分からなくなってしまうので、カットのための採寸も必要ですが、根太の位置もマーキングしておくと作業がしやすくなります。なお、板の隙間を少しだけ開けておくことで、床下が軋んで音が出てしまうのを避けられるそうです。

5.畳の場合

ちなみにちょうど同日、畳屋さんも隣の部屋の採寸に来ていただきました。畳の入れ方を決めた上で、専用の定規や十字レーザーを使用しての作業。隣で床をつくっていると、これを持ち帰り畳の方を合わせてつくったものを入れるという仕事もすごいですね。床に比べれば畳の方が冗長性もありそうですが、それでも0.3mm単位での作業をされているそうです。また、畳の縁も選ばせてもらいました。縁のあるなしで編み方も違うそうです。また素材による特徴の違いや、手入れについても話を聞かせていただくことができました。

最近はネット上でもいろいろとDIYの知識を学ぶことができますが、実際に教えてもらいながらやってみると、材料の選び方から道具の使い方、施工時の細かい工夫やその理由などがよく分かり、ある程度身体化もされたような気がします。また木造家屋の改修はある程度の知識や技術があれば、自身でできることがたくさんあるのだと気づきがありました。

投稿日:2023年11月11日/カテゴリー:活動レポート