ZINE講座&ワークショップ
岡山を中心に各所で開催しているZINE講座&ワークショップの活動についてご紹介させていただきます。
福山での第2回開催の様子(8/29@AREA INN FUSHIMICHO、共催:iti neigbors)
このシリーズですが、EDIT LOCAL BOOKS『危機の時代を生き延びるアートプロジェクト』をきっかけに制作したZINE『よりみち芸術祭』の続編を参加型で制作するために昨年企画した、アートプロジェクトを「伝える」ラボ in 岡山が元となって、福山で始まりました。
第1回「ZINEって何?」は入門編として、ZINEカルチャーに関する基礎知識のレクチャーや、「中とじ」「折本」など手軽な制作方法の体験を中心に。
第2回「構想を練ろう」からはアドバンス編として、紙や印刷、製本方法の選択肢についてのレクチャーや企画のブラッシュアップ、台割づくりなど具体的な制作を意識した内容に。
第3回「実際に印刷しよう」では教材や参加者の原稿を実際に使用して、リソグラフ印刷や製本作業をしてみるというシリーズ企画としています。
企画はできるだけ共催いただける方と一緒に進めているのですが、準備段階から数箇所で引き合いがあったので、開催地域をまたいでの参加も可能としつつ、各地域における参加者の雰囲気や、ZINEや素材に使えそうな紙・文具の取扱店、利用できそうな印刷施設の有無などの事情に合わせて内容を調整しています。
岡山ではコワーキング「TOGITOGI」にて第1回開催後、商業ビル「クレド岡山」で子供向けにも対応したミニ製本ワークショップを開催(10/14@クレド岡山、共催:おかやまデザイナーズコネクト)
真庭では市民の情報発信力向上セミナーとして、第1〜2回分をまとめたような内容で開催(10/11@山窩、主催:真庭市)
専用のホチキスを用いる「中とじ」の体験(真庭)
ハサミかカッターで切れ目を入れるだけでつくれる「折本」の体験(真庭)
自らつくりたいものを考えてワークシートにまとめて記入。趣味の草刈りを日々まとめてみるというもの、新入社員に渡したい暮らしの情報など、参加者それぞれにアイデアがありました。最後には、20名以上の皆さんに口頭発表でその内容を共有いただきました(真庭)
宇野港編集室(準備中)のオープンハウスでも、ミニ製本ワークショップを行いました
講座は知見をシェアするだけの場ではなくて、同じ興味・関心を持つ方々が出会う場、活動を進める中で知りたかった情報を交換する場にもなっています。また開催地域間での交流も少しずつ生まれていて面白い動きにつながりそうです。
宇野港編集室にも、印刷設備や道具だけでなく、いろいろと参考資料や実際に制作されたZINEを集めてこのような活動に興味のある方に使ってもらいやすい場にできればと思っています。
投稿日:2023年10月27日/カテゴリー:活動レポート